Bさん(女)……「一期一会」のところで書いた女性です。
神奈川県から来た若い女性。歩くのは速かったけれど・・・・・・。 「素泊まりがいちばん。コンビニで食糧を買い込んで食べるほうがずっと安い。」と教えてくれた。 さくらや旅館がとれなかったので,植村旅館を目指して歩いていった。日が暮れるまでに着けるといいのだが。
Cさん(男)
1番札所から一緒だった若者。3番札所に向かう途中で言葉を交わした。 12番焼山寺が終わったら,帰るといっていた。へんろ転がしの登山でいちばん速かった。
Dさん(男)
九州から来たおじさん。へんろ転がしの山道に入って追い越され,また,追いつき,いっしょに休んだりと,たびたび出会った。 下山もいっしょにした。13番「大日寺」で韓国の人に放ったEnglishは洗練されていた。 「焼山寺」に登るときに言った,
「家が多すぎるよなぁ。五分の一でいい。」というのは,言いたいことはわかるが,何で?っとも思う。 「昨日は,へんろ小屋で野宿した。」と言うDさんは熟練のへんろさんだった。 今回で3週目ということで,いろいろなこともよく知っていた。
「橋本竜太郎は鈴木宗雄の何倍も悪い,・・・・・・。」政治談義も熱っぽく語ってくれた。
Eさん(男)
東京から来た田中さん。55歳らしい。 へんろ転がしをゆっくりゆっくり登っていた。
「あの山道を経験したらもうどこも怖くない。」
「足がパワーアップしている。」明るく元気にいろいろ語ってくれた。 ジャイアンツファンで,「堀内はだめだ。原はよかった。」と,原監督再任を待望していた。
Fさん(男)
東京から来た茶髪の若者,工藤龍太郎さん。 字画を見てもらったら最悪と言われ,「龍」を「竜」にかえて生活し始めたら,運がどんどん向いてきたそうだ。
「12番焼山寺でEさんとゆっくりし過ぎて,植村旅館までたどり着けず,旅館の車に迎えに来てもらった。 携帯が通じるというのはありがたいことだ。」と翌日大日寺で語ってくれた。……運が向いていたのか,どうなのか。