11月13日(日)23日(水)付知

11月13日(日)

 

 急に付知の山荘に行きたくなりました。「中島山荘」と父親が名付けた山荘です。 
 高速を使わずに,小原,瑞浪経由で恵那峡に行き,一休みしました。恵那峡からは山の中の県道を通って,国道257号線に入ります。 

 何年か前から水が出なくなり,ずっと行くことがありませんでした。先月来,妹が中心となって給水の整備をし直し,水が出るようになりました。 
 今日行って,何をするということもありません。ただ行って,「付知の山荘」をこの目で見ておきたかったのです。 

 庭は余分な木が苅り払われていて,すっきりしていました。家の中も掃除が行き届いていました。家具や机にはていねいに新聞紙がかぶせてあります。 
 浴室への渡りの鴨居には棚がこさえてありました。以前からあったものかどうか,記憶にありません。わずかに斜めになっている建て付けが素人造りを物語っています。父親がこさえたに違いありません。 
 キッチンのテーブルの上には,父親が書いた連絡先のメモがありました。父親の筆癖がしっかり出ていました。 

 何をするという目的もありませんでしたので,しばらく居ただけで帰ってきました。とにかく,今日行って,見ておきたかった,それだけです。そして,そのまま父親が入院している病院に行きました。妹と母親も居ました。 

 ――今日わたしが付知に行ってきたこと――父親は,たぶん分からなかったと思います。 

11月23日(水)

 

 再び付知の山荘に行ってきました。今回は娘と二人,ドラッグスターとのペアツーリングでした。天気予報はくもりのち雨,曇り空を気にしながらの出発でした。

 豊田市から国道419号線で県境の峠を越えました。最も寒かったのがその時,峠の温度表示は6℃でした。ただ,ときどき太陽が顔を出し,日差しで全身を温めてくれます。太陽の力は大きいと実感する瞬間です。 
 県道11号線で恵那へ,この道は山の中を貫いて走っているたいへん走りやすい道です。恵那峡の「天界苑」で一休みしました。 
 足湯に入ってくつろごうと思っていたのですが,タッチの差で超満員。わたしたちの直前に大型バスが到着し,大量の入浴客が一気に吐き出されていました。 
  

  8時に豊明を出て付知の山荘に到着したのが12時,妹とO先生が出迎えてくれました。2人は昨日から庭木の伐採など,山荘の手入れをしてくれています。邪魔な木が切り払われ,ずいぶんすっきり明るくなりました。 

 昼過ぎ2時ごろになって果たして雨が降ってきました。天気予報どおりです。一時は雨足が強くなり本降りの気配でしたが,30分ほどでポツポツ雨になりました。 
 

 どうしようかと迷いましたが,「山の下はきっと降ってないだろう」と独断し,家に向けて出発しました。ただし,のんびりという訳にはいかないので,帰りは高速を使うことにしました。 
 2時45分出発。高速は,中津川ICで中央高速に入り,名古屋ICから名二環を経由し,鳴海ICまで利用しました。高速料金ちょうど2,000円,ETC車載器がついてないので割引はききません。料金所のおじちゃんに毎回 
「車載器はついていませんか?」と聞かれます。

 小雨に加えて寒さという悪条件があるので,途中で2回,恵那峡SAと守山PAで休憩しました。家に到着したのが5時40分,3時間近くかかりましたが,下道よりはずいぶん楽に,速く走れます。