11月23日(日)三河美濃紅葉ツーリング

   紅葉のメッカ足助の香嵐渓は朝8時なのに国道153号線は10km手前から渋滞でした。知る人ぞ知る,県道344号で大きく迂回して北側から足助に入りました。それでも中心街の駐車場は満車でしたが,幸いバイクはすんなり駐車できました。この3連休が最高の人手でしょう。出店が出ているところは歩行者渋滞が起きるほどでした。まだ9時前なのに,みんなわたしと同じように朝早くなら混んでないと思ってきているのでしょう。 


  足助の名刹飯盛山香積禅寺も行列ができるほど賑わっていました。8月に来たときは私ひとりだったことを思い出します。 

「紅葉もお日様が出ていないといけないね」 

 と,ご住職が御朱印を柿ながら声をかけてくれました。何時ごろになったらお日様が当たるのかと聞いたら, 

「ここは山鹿だから遅いんですよ,9時半ごろからでしょうか」 


  結局10時過ぎまでいましたが半分以上日陰のままでした。香嵐渓がいちばんきれいなのはたぶん昼過ぎからでしょう。でも,そのころの渋滞半端ではないと思います。 


  稲武から恵那に向かって国道257号線を北上しました。恵那市街の手前で右手に御嶽山が見えました。山頂から上がる噴煙もくっきり見えました。何ともいえない気分です。


  恵那市街を通り抜けて県道68号線を白川町に向かって走りました。広くてきれいな県道で,気持ちよく走れました。途中,坂折の棚田に寄りました。10年近く前一度来たことがあるのを思い出しました。 

 中野方峠では気持ちよくワインディングできました。そのあと県道83号線に入り八百津に向かって走りました。83号線に入ったとたんに道幅が狭くなり,道を間違えたかと思いました。急勾配のタイトな登り道が延々と続き,行き止まり路線に入ってしまったかと思いました。 


  八百津町の丸山ダムに行ったらパトカーが数台止まっていて,警察官も何人か捜索のようなことをしていました。展望台に行ったら,若い男女がいたので何かあったのかと尋ねてみました。 

「今さっき,とびおりがあったようですよ」 

「自殺ですか?」 

 と,話していると救急車のサイレン音が聞こえてきました。 

「もう絶対死んでるでしょうに」 

 つれの女性がなんとも容赦のない言葉でとどめを刺しました。 

 男性の方はわたしのバイクを見て, 

「ぼくもCB1300に乗ってるんです,ボルドールで赤白」 

 何ともこんなところでボルドール仲間に出会うとは思いませんでした。 

「赤白はやっぱりかっこいいですよね」 

「でも,見飽きちゃいました」 

 わたしの青銀のボルドールを褒めていただきました。 

 帰路は高速道路,可児御嵩ICから東海環状で帰ってきました。1時間ちょっとで三好ICに到着,改めて高速道路のすごさを実感しました。