1月2日(日) 三ヶ根山 3日(月) 日光川 4日(火) 犬山

 

初走りは三ヶ根山

 

 2日は毎年「箱根駅伝」の中継で朝が始まります。つれあいが熱心に見るものですから,私はそのついでです。 

 

   私はそれほど力を入れて見るわけではありませんが,久しぶりに早稲田大学が先頭を切って走っていました。母校が脚光を浴びるのは気持ちがいいものです。自然と力が

入ってしまうのは何なのでしょう。私と走っている選手とは何のつながりもないのですが。 

 それでも熱中というほどには至りません。走っている姿は伴走する白バイの方が私を惹きつけます。 
「見たようなフロントカウル!」 

 私のバイクのフロントカウルです。警視庁の白

バイはCB1300ボルドール,すなわち私のバイクがベースになっていました。サイレンとかパニアケースとか市販車にないものがたくさんついていますが,フロントカウルの形状を見れば,まったく同じです。 
 それを発見したら,駅伝も早稲田もどうでもよくなってしまいました。 

 多摩川を越えて神奈川県に入って白バイが交代しました。県警の白バイもやっぱりボルドールでした。じっと見ていると,白バイ隊員の気持ちが乗り移ってきます。 
 ふつふつと湧いて来る気持ちが我慢できなくなってきます。外を見ると雲ひとつない青空,風もあまりありません。昼過ぎになって気温も上がってきました。 

「ちょっとだけ,行ってこよう」 
 23号線に向かったのが午後1時30分。2時ちょっと過ぎには「三ヶ根山スカイライン」の入り口についていました。大晦日,元旦に比べたら暖かく,気持ちのよい日です。走っていてもまったく寒くありません。 
 スカイラインの走行料金260円も気持ちよく払えました。道路も空いていて思うように走れます。何といっても風がほとんどないというのが最高です。蒲郡や竹島がくっきり鮮やかに見えました。 

 帰りも23号線,道の駅「筆柿の里・幸田」で一休みしただけで3時30分には豊明に戻ってきました。 
 往復2時間のプチツーリングでした。

 

初二は日光川プチツーリグ

 

 今日は23号線を昨日とは逆方向に走り,日光川の河口まで行ってきました。今日も風がほとんどありませんでした。

 「日差しがあること」「風がないこと」この二つが真冬ツーリングの大きな味方になります。 

 23号線も気持ちよく走れました。

 日光川では,西日を受けた川面が青色を深め,鏡面状態になった青が白い舟縁をくっきりと映していました。 

 

 川面の深い青はやや傾きかけた太陽の光が演出しているようです。冷たい空気は透きとおるような空の青を寄り青くしています。

 静かな川面の真ん中に一艘のボートが走りました。通りすぎたあと,そのひとすじの航跡はゆっくりと川岸に向かってひろがっていきました。うなりが少しずつ大きくなり波が岸に向かいます。そして岸壁に達っした波は浮かんでいた舟を大きく揺するほど大ききなりました。

「これが,津波,か。」

 その力強さにびっくりしました。

 日光川河口の方向には名港トリトンの中央大橋が見えました。橋桁がしょうろう流しのろうそくのように川面に映っています。

 

 ちなみに,午前中は初ジムでした。筋トレやって,エアロバイクやって,エアロビクスに出ました。 
 この冬休みは久しぶりにエアロビクスが復活しています。ちょっと難しいなと思うぐらいのレベルがいちばん楽しく踊れます。

 

 

3日目は犬山市へ

 

 一昨日は東へ,昨日は西へ行きました。そして今日は北に向いていきました。 

 朝10時に家を出て,名古屋高速で北上。初めは快調にとばしていきましたが,さすがにこの時期の朝方は空気の冷たさが違います。しかも高速道路に入ると走り続けなければなりません。名古

屋駅から丸の内のあたりのループを走っているときに寒さでだんだん耐えられなくなってきました。黒川を越えたあたりでは,ハンドルを握っている手が小刻みに震えてくるようになってしまいました。 

「もう限界」と,楠ICで流出。 

 国道41号線を北上しましたが,もうスピードをあげる元気はありませ

ん。走ってみると分かりますが,時速60㎞で走るのと70㎞で走るのとでは大違いです。信号で止まって背中に日差しを受けると,一気に生き返ります。 
「トロトロ走ってみるのも,またいい」と,もちろん負け惜しみです。 

 正月だからというだけの理由で,目的地は犬山成田山。別に何らかの祈願があったわけではありません。ただ,やっぱり

正月ですからたいへん混雑していました。で,もともと野心などいささかもありませんでしたので,手前ですっぱり諦めて,明治村・入鹿池に目的地を変更しました。 

 明治村はさすがにこの寒さですので,ほとんど入場者はないようでした。それでも開園はしていますので,ゆっくりたっぷり味わいたい人にはお勧めかもしれません。 
 入鹿池は,釣りをする人でしょうか,湖面はボートでいっぱいでした。若い男女が恋を語り合うボートとはちょっと雰囲気が違います。ほとんどのボートがじっとして動かないのです。100艘以上のボートが適度な間隔を保って浮かんでいるのが見えます。もしもこの湖面のボートの間を縫っていく恋人たちがいたとしたら,その勇気はたたえられてよいと思います。 

 そのあとモンキーパーク方面にも行ってみました。モンキーパークへは,「尾張パークウェイ」を通っていきます。以前は有料道路だったところですが,今は無料になりました。気持ちよく走れる道です。 
 遊園地で遊びたかったわけではありませんので,入り口まで行っただけです。入り口から,最近話題になった「若い太陽の塔」が見えました。記念にワンショットと思ったのですが,駐車場警備員のおじさんに, 
「そこ,止まってはいけない。あっち,あっち」と,警棒で警告されました。