2月23日(日)豊川稲荷・本坂峠・浜名湖

豊川稲荷

 

 12時出発,今日は昨日より風がなく穏やかな日になりました。日差しを浴びて走っていると春のような暖かさを感じました。高速道路を走っていてもさほど寒さを感じません。120km/h程度の速度で,ソアラ/ベンツの後について走りました。豊明ICから豊川ICまで1時間弱,料金は600円でした。 

 豊川稲荷は日本三大稲荷にも数えられるほどの有名なお稲荷さんです。お参りをして御朱印をいただきました。奥の院の先にあった狐塚は異様な空間でした。何百というキツネの石像が並べてあって,異界の雰囲気まんまんです。豊川稲荷の本堂よりこちらのほうが圧倒的に”お稲荷さん”の雰囲気をかもしだしています。

 鳥居をくぐって,木立に囲まれ,左右に幟が立ち並ぶ細道を歩いていくという演出も効果的です。「後ろの正面だあれだ」と,背中をつつかれそうな気分になりました。

 

 

 

 

 

本坂峠

 

 豊川から国道362号線で三ヶ日まで抜けられます。浜名湖の最北端になります。間にある本坂峠は,今はトンネルが開通していて,ほとんど訪れる車のいない峠になっています。

その本坂トンネルは今まで何回か通ったことがあるので,今日は峠まで上ってみようと思いました。が,初めてなので峠に至る旧道の入口が分からず,結局トンネルを通ってしまいました。 
 トンネルを抜けるとすぐ,左に旧道の入口を発見しました。せっかくなのでやっぱり峠に行ってみようと思い,Uターンして旧道に入りました。県境を静岡から愛知に逆に越えることになったというわけです。 
 国道とはいえほとんど1車線の細い山道でした。しかも,常用されている道ではないのであまり整備されていません。落ち葉や落石が至るところにあり,ゆっくり気をつけながら上りました。対向車は上って下りるまでバイク1車1のたった2台でした。 

 峠には短いトンネルがありました。トンネルの手前に「椿の原生林」なるものがありました。はじめてみるわたしには,それは珍しいものなのかどうか,わかりませんでした。

 

 

 

 

浜名湖


 今日の浜名湖はたいへん穏やかでした。ほとんど風がなく,雲もありません。空はすっきり晴れ渡り,海も深い青に染まっていました。

三ヶ日から国道301号線で南下,浜名湖の入口,弁天島を目指して走りました。この道は何度も走ったことがあります。湖岸に沿って延び,気持ちよく走れる道です。 
 今日は今まで行ったことがない,女河浦というところに寄り道しました。シーズンなら海水浴客で賑わうところのようです。今日は浜辺にいたのは数人,閑散としていて静かでした。細い堤防道路を走ると,海と空を満喫できました。 
 女河浦から再び国道へ戻り,新居関を経て弁天島へ行きました。新居関で小休止をしたら,ちょうど隣に車をとめたおじさんが話しかけてきました。 
「名古屋から,すごいね。ひとりで? そう,好きだね。ひとりなんだ。よっぽど好きなんだね」 
 おじさんは,遠くからソロツーリングしてきたわたしにひどく感動していました。名古屋からなら100km未満です。ツーリングとしては遠いというほどのものではありません。おじさんは”ひとり”ということにも興奮していましたが,ライダーでない人には”ひとり”の楽しさは理解しづらいのかもしれません。 
 弁天島から見る赤い鳥居もきれいでした。以前来たときは干潮で鳥居が干上がっていましたが,今日は満々たる青い湖面に赤い鳥居がきれいに生えていました。浜名湖の”口”に架かる浜名バイパスも湖面の向こうにきれいに見えました。穏やかな浜名湖は何ともいえない美しさがあります。 

 浜名湖からは潮見バイパス,豊橋バイパスを抜けて国道23号線で帰ってきました。蒲郡市を抜けて,岡崎バイパスにある道の駅「筆柿の里幸田」を目指しました。ここの粗挽きウィンナーが大好きだからです。350円でとってもジューシーなウィンナーが食べられます。浜名湖を出立したのが16時20分,30分で到着するのは無理だと思っていましたが,案の定「筆柿の里幸田」に到着したのは17時30分,残念なことに粗挽きウィンナー点は閉店していました。 
 日が陰ってから急に寒くなり,ウィンナーだけを楽しみに走ってきたのに閉店の憂き目,たいへんな落胆でした。 
 帰宅時刻は,18時30分,8時間余のツーリングでした。走行距離207.7km,消費ガソリン12.07Lで,燃費は約17.2km/Lでした。