10月3日(土)谷汲山華厳寺・琵琶湖竹生島・近江長命寺

  自宅からいちばん近いのが谷汲山華厳寺です。ということで33番の満願霊場からはじめることにしました。いちばん遠い1番青岸渡寺からとも考えたのですが,大きな宿題にすることにしました。 

 季節はずれの谷汲山は閑散としていました。山門まですいすいバイクでは入れましたが,紅葉の盛りだったらこうはいかなかったでしょう。 

 満願霊場だから御朱印は何と3つありました。ここだけ3つというのはちょっと違和感がありました。しかもわたしは最後からやっていますからいきなり3つです。 

「いきなり3つ,というのはなんだかちょっとインチキみたいですね」 

 深い意味はなくそう言ったのですが, 納経所の若いお坊さんは何だか不機嫌になってしまいました。御朱印をいただいて「ありがとうございました」と言ったのに何の返答もありませんでした。 

 県道40号線を5kmほど走ると両界山橫蔵寺があります。紅葉の季節が観光シーズンです。今日はほとんど誰もいなくて貸し切り状態でした。舎利堂のミイラが有名です。横蔵に生まれた妙心上人が1815年に入場されたままミイラになって祀られています。近くでじっくり見ましたが,本物のようにも思えます。 

 303号線で琵琶湖まで行き,長浜からつぎの札所の竹生島の宝厳寺に渡りました。長浜港から竹生島渡船往復は3,070円もかかりました。 

 竹生島は仏様や神様がいっぱいいました。観音様と辯天様がリーダー格です。そのほかにも狭い島中にたくさんの神さま仏さまがいました。人間より神さま仏さまの方が多いという日もあるんじゃないかと思いました。 

 竹生島から戻って長浜,もう3時を過ぎていました。ここから近江八幡の長命寺と観音正寺の2ヵ寺を打ちたいと思って琵琶湖東岸を南下しました。 

 近江八幡の2ヵ寺を打ち終えて帰宅するという予定でしたが,最初の長命寺に着いたのが4時過ぎになってしまいました。延々と琵琶湖を南下したのですけれど,思ったより琵琶湖は大きかったわけです。もっと早く到達できるという目論見だったのですが,完璧に机上の空論でした。 

 長命寺のおじさんに 

「お参りもしなきゃいけないから,つぎはもう無理です」 

 そういわれて踏ん切りを付けました。近江の札所「第32番 観音正寺」を残してしまいました。 

  本日お参りできたのは,第33番華厳寺 第30番宝厳寺,第31番長命寺の3ヵ寺でした。 

 

 

県道40号線 華厳寺から横蔵寺へ 

 

 

横蔵寺 阿弥陀堂の中にミイラが 

 

 

琵琶湖 高速船で竹分島へ 遠景は伊吹山

 

 

高速船が放つ波で遊ぶ若者

 

 

長浜港から約30分で竹分島到着

 

 

竹分島にある神社 願いを込めて皿を投げます。

 

 

西国31番札所「長命寺」