10月16日(日)湖東三山(西明寺,金剛輪寺,百済寺)+石塔寺

 湖東三山(西明寺,金剛輪寺,百済寺)+石塔寺へ行ってきました。

 きっかけは五木寛之さんの『百寺巡礼』です。いずれも静かでいいお寺でした。参拝客もきわめて少なく,境内に私ひとりというお寺もありました。紅葉シーズンになったら大勢の人が訪れ,状況は一変するのかもしれません。

 湖東三山のいちばん北,西明寺までは名神高速道路を利用しました。彦根ICからは国道307号線で一本道で,2時間足らずで着きました。

 

 高速道路はとにかく早くて便利です。しかし,走る楽しさはあまりありません。高速で長時間巡航しつづけるのは運転としては楽なのですが,退屈でもあります。退屈のあまり,ついついスピードに楽しみを求めてしまいます。

 が,バイクの快適スピードは120㎞/hが限度です。CBの性能ならばもっと出してもへっちゃらなんですが,運転手の体がもちません。風圧と恐怖が級数的に増大し,快適さとはほど遠い世界に突入してしまいます。

 バイクは一般国道が似合います。

 彦根ICの「一般ゲート」で,料金所のおじさんにETCカードを出します。すると,「車載器はついていませんか?」 親切で確認してくれるのですが,どこの料金所でも毎回聞かれます。そして毎回,ちょっとばかりいらっとします。

 

 帰りは国道477号線で鈴鹿越えのつもりだったのですが,今回も実現しませんでした。武平峠に向かって走っていると,沿道に看板が,「三重県方面には抜けられません」

 通称「鈴鹿スカイライン」の国道477号線武平峠,もう1年以上通行止めです。もう一本北の,国道421号線石榑峠もおそらく通行止めです。鈴鹿越えのこの2ルート,将来的にはどうなるのでしょうか? やむをえないので,県道に回避して国道1号線に入り,亀山,鈴鹿,四日市と走り,国道23号線へ。

 四日市の港で一休み。日暮れ前の日差しを浴びて,空と海が深みのある青を生みだしていました。