いつも通行止め表示でケッチンを喰らっていた鞍掛峠に,本当に久しぶりに行ってきました。「通行できる」というマイミクさんの情報のおかげです。
員弁から多賀へ、そして帰りには多賀から員弁へと往復しました。最高に楽しいワインディングでした。帰りにはおまけに,県道25号線の二之瀬峠で養老山地を越えました。
鈴鹿山脈越え 国道306号線 鞍掛峠
鈴鹿山脈越えの国道306号線はタイトなカーブもありますが,道幅が広く道路も整備されているので思いきってコーナーを攻めることができます。
御在所SAで声をかけてくれた年配のライダーが,
「トンネルの手前で崖崩れがあって,通行止めになることが多いよ」
そんなふうに教えてくれました。
多賀大社
鞍掛峠を越えて滋賀県に降りると自然に多賀大社の門前に行きます。
はじめて306号線で鈴鹿越えをした時以来2回目の多賀大社参拝になりました。入口の急坂の橋が特徴です。
湖東三山
多賀大社のあとは,湖東三山を巡りました。西明寺,金剛輪寺,百済寺の3つのお寺を湖東(琵琶湖東)三山と言います。
西明寺
西明寺は,苔生す前庭が特徴です。
また,庭園の池に人面魚のような顔をした鯉がいました。
長い石段を登って本堂にいたります。お寺さんってどうしてこうも階段や坂道が多いのでしょうか。
金剛輪寺
金剛輪寺もやはり入口から本堂まで長い参道があります。「300mの観音道」と案内がありましたが,上り階段なので300mとは思えない長い道のりでした。参道の両側に観音様の立像が間断なく並べられていました。
となりの庭園にサクラの木がたくさんあり,池の水面に散った花びらが見事でした。
百済寺
百済寺の手前で見事な菜の花畑を見つけました。
しかも畑に沿う川の両岸には満開のサクラの木が並んでいました。菜の花の黄色とサクラのピンクが見事なコラボを演出していました。
百済寺の門前のサクラもほぼ満開状態でした。ここも長い石段を登って本堂にいたります。
その長い道の両側には三椏(ミツマタ)が植えられていて、ちょうど花が咲いていました。
和紙の原料になる三椏をはじめて知りました。黄色い造花のような花が咲いていました。よく見ると枝が3つに分かれていて,それが“三椏”命名の由来になったのでしょうか。
養老山地越え 県道25号線 二之瀬峠
鈴鹿山脈を再び鞍掛峠で越えてからは,県道25号線で養老山地を二之瀬峠で越えました。
この峠道は狭くて常に緊張を強いられる道です。自転車ライダーもたくさんいました。
一車線のワインディングは常に前方注視の緊張を強いられます。スピードは出せませんが,それでも逆に緊張感を楽しめます。
峠には,庭田山頂公園という園地があり,サクラが満開でした。
員弁からは清洲まで県道を走り,名二環で帰ってきました。