2月21日(土)石榑トンネルで鈴鹿越え,琵琶湖へ

  朝8時半,伊勢湾岸名古屋南ICから西に走り出しました。。10分も走ると名港トリトンになります。中央大橋を西に向かって走ると,左眼下に朝日に彩られた名古屋港の絶景が見えます。いつもこの景色をカメラに納めたいと思うのですが,駐停車禁止の伊勢湾岸道路ではその願いは叶いません。

 今日はそれにも勝る絶景を見ました。それは,トリトン橋梁の間,正面にくっきり見えた鈴鹿山脈の雄姿です。今日は亀山経由で名阪国道を走る予定でしたが,この鈴鹿の雄姿を見た瞬間、計画を変更しました。鈴鹿へ行こう,と。 

  四日市ICで高速を出ました。「四日市から鈴鹿渋滞5km」の案内が出ていましたが,ほとんど影響はありませんでした。この区間はいつも渋滞します。第二名神の早期貫通が望まれます。 

 四日市ICから菰野町を通って湯ノ山,鈴鹿スカイラインの入口に行きました。ところが鈴鹿スカイラインは「冬期閉鎖中」でした。当たり前と言えば当たり前です。菰野町の農道から御在所岳を見るとすっかり雪をかぶっていました。 

 スカイラインを越えることはできませんでしたが,雪を戴いたきれいな鈴鹿山脈を見られただけで満足でした。 

 もうひとつ予期しない出来事もありました。スカイライン越えはあきらめて,Uターンした直後,野生のサルに出くわしました。4~5匹のサルが車がそこそこ通る県道に物怖じせず出てきていました。車が通ると除けて物陰に隠れますが,またすぐ出てきます。完全に里慣れしているようでした。 

 鈴鹿スカイラインより北のルート,石榑トンネル越えをすることにしました。国道306号線でちょっとだけ北へ行きます。いなべ市石榑から国道421号線でトンネルを抜けて滋賀県に入ります。 

 石榑トンネルは難なく通れました。ただ,トンネルを抜けたら雪景色,川端康成の「雪国」のようでした。

 三重県側より標高が高いのでしょうか。






 残雪を両脇に走っていると一気に冷え込んできました。体は大丈夫ですが,指先が耐えられません。 

 琵琶湖の湖面は穏やかでした。2月の空気はまだまだ冷たいのですが,今日は風があまりありません。風がなく日差しがあると暖かさを感じるようになりました。

 琵琶湖から,遠く雪をかぶった伊吹山も望めました。 















 左に視線を振ると,湖面ごしに比叡の山々も望めます。雪を戴いて並ぶ山脈は神秘的な世界をも演出しているような気がしました。

 比叡山と琵琶湖と伊吹山,この地に暮らす人々は日常的に特別な景色を見ているのかもしれません。 

  沖の方に伸びていました。

 ずいぶん遠くへ行けそうでしたが,行くのは止めました。












 長浜の田園からきれいな伊吹山が望めました。田んぼの緑の上にちっちゃな伊吹山が鎮座しているのなかなかいいものです。

 ポツンと”ひとり”

だけ雪をかぶっているのがいいのでしょうか。 













 さざなみ街道から国道8号線へ行き,国道21号線で米原,関ヶ原と走りました。その途中で,伊吹山のふもとに立ち寄りました。

 今日はいろいろなところから伊吹山を見ましたが,ここがいちばん近くて,いちばん大きな伊吹山です。 










 帰路は国道21号線から国道365,258号と乗り継いで,23号線で帰りました。途中で,道の駅「月見の里南濃」で足湯につかり,30分ほどゆったりしました。 

 本日の走行距離277,5km,消費ガソリン15,8Lでした。