郡上八幡から高山まで,通称「せせらぎ街道」を走ってきました。正式名称だと,国道472号,257号,県道73号線です。郡上八幡までは高速道路で行きました。 豊明ICから郡上八幡ICまで1,940円でした。
道の駅「パスカル清見」
せせらぎ街道はその名の通り川に沿って北上する快走路です。
前半の国道部分はそこそこ家もあり,生活道路としても使われているのでクルマも結構走っています。でも,信号はほとんどなくストレスなくはしれます。途中に明宝ハムの本社工場がありました。
道の駅「パスカル清見」以北,県道73号線に入るとぐんと森林が深くなり,新緑に包まれながら走ることができます。
標高1120mの西ウレ峠は,分水嶺となっています。
西ウレ峠からぐんぐん下って国道158号線でせせらぎ街道終点です。
峠から国道まで,左右に新緑満載状態でした。
空気も澄んでいて,暑さはまったく感じませんでした。
158号線で高山市街へ入り,市内見物をして帰ってきました。
高山陣屋跡
高山市街まで降りてくるとぐっと暑くなり,ジャケットの中で汗がどんどん出てくるのがわかりました。
はじめに行ったのは高山陣屋跡です。
門前にはバイクが30台近く止まっていました。
陣屋のあとは,中橋を渡って川の付近を散策しました。偶然見つけた国分寺にも訪れ,御朱印をいただきました。
高山市内には鯉のぼりなど端午の節句のかざりがまだ残っていました。
まさか片付け忘れているわけではないと想います。旧暦で行事を祝う風習があるのでしょうか。
帰りは,せせらぎ街道の一本東を走る県道98号を南下しました。
モンデウス飛騨位山からみえた噴火煙を吐き出す御嶽山
飛騨一ノ宮から県道98号で山を上るとモンデウス飛騨位山に行きます。
スキー場で賑わうところです。
今はシーズンオフなのでほとんど人はいませんでした。
駐車場から東を望むと噴煙を吐き出す御嶽山が見えました。
県道は位山峠のところでぐっと細くタイトなワインディングになります。
そため大型車は通行できないのでクルマはほとんど走っていません。
奥深い山の中を独り占めにして走るような雰囲気です。
山の空気と一緒に,自分の世界に入って走りました。ただ,「鹿の飛び出し注意」の看板があったり,道の真ん中に蛇が鎌首を持ち上げていたり,びっくりすることもありました。鹿が出るなら熊も出るかもしれない,などと怖い空想も広がりました。
位山からは県道を乗り継いで馬瀬・東仙峡に行きました。東仙峡金山湖は馬瀬川を堰き止めてつくられた湖です。ダムの名前は岩屋ダムです。
岩屋ダム
岩屋ダムは石組みだけでつくられた(かのような)珍しいダムです。
堰堤道路の両側は大きな石が間隔を開けておいてあるだけです。
石と石の間にはぶっとい鎖が渡されています。乗り越えようと思ったら子どもでも難なく乗り越えられます。ところどころに「入らないでください。キケン」という看板が鎖に掛かっているのが,何とも優しいというか穏やかというかいい感じです。
東仙峡からも県道を南下しました。85号線,63号線です。63号沿いには「平成」という道の駅がありました。どうして平成なのかは分かりませんでした。
そのあとは,美濃太田で国道41号線に入り,尾張パークウェイ,中央道・東名高速を使って帰ってきました。
走行距離387.6kmでした。