3月16日(土)京都大原・鞍馬

京都・大原
京都・大原

 三千院と寂光院に行ってきました。寂光院は,「じゃこういん」ではなくて「じゃっこういん」なんですね。 

 新名神で行こうと思ったのですが,「四日市JC5kmの渋滞」の案内表示が出てしまいました。急遽名神まわりで行くことにしました。 
 まもなくお彼岸,冬の寒さはもうとうにどこやらへ行ってしまいましたが,高速道路上は別でした。30分も走り続けたら,体が震えだしてきました。 
 養老SAで休憩,レインウェアを上から着込んでそのあと走りました。レインウェアは防寒着としても一級品です。栗東ICで高速を降りて,琵琶湖大橋を通って湖西方面へ抜けます。琵琶湖大橋の通行料金は250円でした。 
 琵琶湖大橋は,50年近く前祖母と撮った写真があります。珍しく祖母がいっしょについてきた旅行でした。橋の中間地点でクルマといっしょに写真に写っています。駐停車禁止道路ですが,昔は平気だったのでしょうか。 

三千院
三千院

三千院は大学生のときに一度来たことがあります。実はずいぶん昔のことなのでそのとき行ったのが三千院だったのか寂光院だったのか記憶が曖昧でした。でも,今日三千院の庭を訪れてハッキリ記憶が蘇ってきました。「ここだった」と。 

寂光院
寂光院

 三千院と寂光院は対照的です。広い境内にたくさんのお堂が点在する三千院,一方寂光院はかわいらしいお堂がひとつ上品におさまっています。 
 実はわたしは「犬山寂光院」で購入した御朱印帳を使っています。同じ名前の寂光院,何かゆかりがあるのかしらんと思っていました。御朱印のときに聞いてみました。 
「みなさんによくそう聞かれますが,たまたま名前が同じだけなんですよ」 
 事実は単純明快でした。 

 大原からは鞍馬へ向かいました。

鞍馬天狗
鞍馬天狗

 鞍馬駅にバイクを止め鞍馬寺へ行きました。本堂へは1000mあまりの急坂を登らなければなりませんでした。ケーブルカーが併設されているので当然乗って上がるつもりで向かいました。ところがケーブルカー駅前に「おすすめ」と題して,こんな案内が, 
「(前略)・・・むかし清少納言や牛若丸も歩いた道です。健康のためにも,できるだけお歩きください」 
 清少納言様が歩いたんだったら歩かないわけにはいかないでしょう。 
 本殿金堂は標高410mでした。 
 そこでさらに案内を見ると,奥の院までさらに登って,貴船神社まで下りるルートがありました。当初から貴船神社には行こうと思っていましたので,少し迷いましたが歩くことにしました。鞍馬駅から登って降りて貴船神社までおよそ3kmといったところでしょうか。 
 距離は大したことありませんが,急坂な階段ルートを歩きつづけているとさすがに汗ばんできました。 

貴船神社
貴船神社

 奥の院から貴船神社への下りルートで前を行く人たちを何組か追い越しました。初めに追い越したのは5人の男女グループでした。追い越しざまに聞いた言葉は中国語でした。その後すぐに過追い越したカップルは英語で会話していました。さすが京都,国際都市の面目躍如です。 
 貴船神社から叡山鉄道貴船口までは2km。実はそんなに距離があることを理解していませんでした。歩いたら30分です。成り行き上それもしかたがないなと思っていましたが,少し歩くと連絡バスがありました。結局バスに乗って5分程度で貴船口駅に着きました。 

鞍馬駅
鞍馬駅

 貴船口駅から鞍馬駅まで叡山鉄道でやっぱりおよそ5分,鞍馬駅に着いたのは4時ちょっと過ぎでした。鞍馬駅前で遅い昼食,天麩羅そばを食べて北上,国道477号線へ向かって走りました。鞍馬駅前を経ったのが4時半頃だったでしょうか。 
 国道477号線はまさに酷道でした。路面は凸凹で最悪,加えて急坂狭路です。エンストしてこけたらたいへんです。通る車両はありません。1速,または2速でエンジンを必要以上に吹かしながら登りました。 
 その後大津市まで出て,大津ICから新名神経由で帰ってきました。大津ICが5時30分ごろだったでしょうか。途中定番の渋滞がありました。亀山JCから四日市JCまで渋滞15km,ここは必ず渋滞するルートです。申し訳ないと思いながらクルマの間をすり抜けて渋滞をクリヤしました。 
 豊明ICに戻ってきたのが7時30分,上手に走ってこられました。 
 今日の走行距離は379.3km,ガソリン消費は20.62Lでした。燃費は18.4km/Lです。