5月5日(土)新東名・大井川

新東名・浜松サービスエリア
新東名・浜松サービスエリア

 まずは今が旬の「新東名」へ,三ヶ日JCTで東名から分岐します。明日がゴールデンウィーク最終日なので高速道路は混雑するのは必至です。おまけに今が話題の「新東名」,覚悟はして出発しました。
 ところが早々と渋滞に掴まってしまったのは「音羽蒲郡」の手前でした。「渋滞8㎞25分」と電光案内が出ていました。
「1㎞をだいたい3分だから,高橋尚子が走るぐらいだよ」
 そんなにたいした渋滞ではありませんでした。しかも渋滞を抜けたら快調に走れました。三ヶ日からの新東名もまったく問題ありませんでした。ただし,覆面パトカーに止められている乗用車も見ました。新装開店で警察も張り切っているようです。
 浜松SAはたいへん混雑していました。乗用車もいっぱい,バイクもいっぱい,人もいっぱいでした。

大井川
大井川

 島田金谷ICで下りて国道473号線を北上します。ETC割引料金で1300円でした。473号線は大井川に沿って川をさかのぼっていきます。青空と新緑の下を流れる大河がたいへん美しく感じられました。とりあえずは「塩郷の吊り橋」を目指します。

塩郷の吊り橋
塩郷の吊り橋

 塩郷の吊り橋は橋の下を大井川鉄道が走ります。長さ220mで,幅60㎝程度の踏み板があるだけで下がまる見えです。人が歩くたびに大きく揺れるので,落ちるはずがないとわかっていても左右のワイヤロープが手放せません。
 http://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/news/newsview.asp?cd=10&id=716

大井川鉄道 千頭駅
大井川鉄道 千頭駅

 大井川鉄道はSL列車が走ります。わたしたちが塩郷の吊り橋を歩いているときには,残念ながらSL列車はやってきませんでした。
「千頭駅まで行ってみようか。SL,止まってるよ」
 国道473号線から362号線に入って,さらに北上します。
 千頭駅は大井川鉄道SL列車の終点です。観光客でたいへん賑わっていました。もちろんSLのまわりには高級カメラを携えた「トリテツ」たちもいっぱいいました。わたしは列車のことは何もわかりませんが,さすがに蒸気機関車は立派だなと思いました。

大井川と茶畑
大井川と茶畑

 静岡といえば茶畑,大井川流域も例外ではありません。川そばの低い土地から,見上げるような高い山肌にまで茶畑があちらこちらに広がっていました。

国道362号線
国道362号線

 千頭駅からは362号線を下って天竜まで行くことにしました。
 ツーリングマップルの案内には「果てしなく続くワインディングロード」とありました。まさにそのとおり,地図の上ではとても実感できない山道が延々と続きました。ただ,通行車両がきわめて少なかったためでしょうか,気持ちよく走ることができました。道幅が狭く見通しの悪いところや路面不良のところもありましたが,その程度のデメリットはほとんど気になりませんでした。ただし,

親の段々畑
親の段々畑

「ほんとうに長かったね」
 マップルの「果てしなく続く」はなんの誇張も入っていませんでした。
 道の駅「フォーレなかかわん」から道の駅「いっぷく処横川」まで,
「50㎞,あったよ」
 そのほとんどがワインディングロードでした。

浜名湖
浜名湖

「いっぷく処横川」からさらに国道362号線を南下,奥浜名湖の湖岸で一休みしました。浜名湖は夕方前の鈍い日差しを浴びて,深く,青く,静かに湖面を広げていました。
 三ヶ日ICで東名に入り,伊勢湾岸道路を経由して豊明ICまで帰ってきました。ETC割引料金は800円でした。途中数キロの渋滞が2ヵ所ありましたが,すり抜けたり側道を通ったりして走ってきてしまいました。