5月2日(土)奥大井 井川・畑薙ダム

 今日も一日中走りまくりました。 

 島田金谷ICから大井川沿いに国道473号線を北上しました。

 大井川鉄道とも併走するこの路線は,SL列車の終着駅千頭駅に至ります。

 その先には「夢の吊り橋」で有名な寸又峡があり,以前にも何回か来たことがあります。 

 

 

 金谷から川根本町のあたりは茶畑が広がっています。今日はちょうど「夏も近づく八十八夜」だったようです。

 途中たまたま寄った川根大仏の智満寺の和尚さんと言葉を交わすことができました。 


 

 

 







 

 

「新緑が気持ちいいですね」 

「茶畑の緑が鮮やかで,目に突き刺さるようです」 

「木々の新芽,いっぱい広がる緑がまぶしいぐらいです」 

「今日は八十八夜なんですよね」  

「いちばん茶が出るときです」  

  あちこちで茶摘みが行われていました。




 













 SLの終点,千頭駅です。

 SLの顔がきかんしゃトーマスになっていました。

 まわりに群がって写真を撮る人がいっぱいいました。

 ここからそのまま県道77号線に沿って北上すると寸又峡になります。 



 でも,今回の行き先は前に来た寸又峡ではありません。77号線から右に折れて,さらに大井川を逆上った山奥です。

 長嶋ダム,接阻峡,井川とどんどん山奥に入ります。

 77号線から別れたすぐのところにある大きなダムが長嶋ダムです。

 湖面の深い緑と,木々の明るい緑がきれいでした。

 ウグイスが鳴く声がときどき聞こえてきました。

 大井川鉄道井川線,愛称「南アルプスあぷとライン」が谷底を併走します。森林鉄道とも,トロッコ列車とも呼ばれるようです。


 

 森林鉄道も井川駅で終点。そこからさらに逆上ります。 

  井川湖の入口に渡された吊り橋,井川大橋は吊り橋なのにクルマやバイクが通ることができます。ただし,橋の進入口に次の案内看板がありました。

 

「必ず一台ずつ渡ること!」 





 井川から15kmほど上ったところに赤石温泉「白樺荘」がありました。10kmちかくも人家がなかったところに,ぽつんと小ぎれいな施設が出現するのはちょっとした違和感があります。川向こうの上流方向には,南アルプスの雪をかぶった山嶺も見る事が出来ました。温泉があり,宿泊もできるようです。 


 白樺荘から4kmほどで畑薙第1ダムに到着しました。

  

 ここが今日の最終目的地です。山奥のダム湖にはそれなりの目的をもって訪れる人しか来ません。

 ほとんどがここから南アルプス登山をしようとする山男山女でした。 




 畑薙ダムから20kmほど県道60号線を戻ったところに井川ダムがあります。

  バイクツーリングでこのあたりを訪れる人は少数派のようです。

 空気が気持ちよく,沿線の新緑は抜群なので,ツーリングにはもってこいなのですが,いかんせん路面状態はお世辞にもよくありません。

 落石注意の立て看がひっきりなしに現れます。そのとおり大小の落石がいっぱいでした。落石や対向車に気を使わなければならないので,のんびり景色を見ながらというわけにはいきません。景色も空気も気持ちがいいのですが,大きな減点です。 

  帰路は県道60号線,通称「南アルプス公園線」を走り,富士見峠を経由して静岡市街に走りました。 

 富士見峠は,その名を裏切って全く見晴らしがききませんでした。富士山も見えないし,南アルプスもうっすらとしか遠望できませんでした。畑薙ダムで見た雪をかぶった山嶺の感動の足元にも及びません。 

 県道60号「南アルプス公園線」は,途中で通行止めでした。県道189号線に迂回して,新東名の新静岡ICまで南下して,高速道路で帰ってきました。 

 ほとんど一日中走りまくりました。走行距離は480,8km,ガソリン消費26.27Lでした。 


ちなみに,給油料金は以下の通りでした。 

 井川ガソリンST  5L  837円 167,4円/L 

 東名上郷SA    5L  745円 149円/L 

 豊明二村台ST  16,27L 2,164円 133円/L


 井川のスタンドが高速のスタンドより高い! そういえば白樺荘で食べたカツ丼も930円と安くはありませんでした。