10月10日(月)虎渓山永保寺

 昼から出かけました。五木寛之さんの『百寺巡礼第4巻』に載っている「虎渓山永保寺」に行ってきました。 
 途中に寄った刈谷ハイウェイオアシスは満車状態,荷物を満載したツーリングバイクもたくさん止まっていました。品川横浜ナンバーのバイクなら,今からゆっくり帰れば夕方でしょう。

 豊明ICから土岐南多治見ICまで,40分ほどで着きました。 
 CBは120㎞/h ぐらいの巡航速度が一番気持ちのいい速度です。性能としてはそれ以上も軽く出せますが,風圧と恐怖との闘いになります。疾走するベンツの後ろに着いていこうとしばらくがんばりましたが,140㎞/h でもついていけず,あきらめました。 
 年寄りの冷や水というのでしょう,こんなこと,いつまでやれるでしょうか。 

 永保寺は五木さんの本にあったように,こぢんまりとしてはいますが,美しく落ち着いたお寺でした。ただ,国宝の開山堂も,観音堂も修復中で,見ることができませんでした(開山堂は屋根の一部だけ覗けました)。 


「来年の3月,3月15日にはお披露目できると思います」 
 社務所のおじさんは,そう教えてくれました。 

 五木さんの本に紹介されていた「坐禅石」の案内がどこにもありませんでした。しかし,本にあった写真の向きから方向を定め,探しながら山に入っていくと,幸運にも見つけることができました。 
 五木さんのまねをして坐ってみました。確かに,絶景です,永保寺の境内がパノラマのように,また,遠方の市街が眼下に広がって見えました。たいへん気持ちのいい景色でした。しかも,案内がないからでしょうか,誰も登ってきません。 
 絶景,独り占めでした。